ダイアリー

GARDEN

「オープンガーデン」をご存知ですか?
自宅の庭を訪れる人に開放して楽しんでもらう、そんな試みです。少しずつ広まっているようですね。
先日、山中湖のオープンガーデンに行ってきました。湖畔から少し森の中へ入った別荘地です。
ヒマラヤスギや赤松などの針葉樹とクヌギやナラの落葉広葉樹が程よく密生していて、前日に雨が降ったせいか、線香のような苔むした匂いがほんのりと漂っています。
2階建ての建築専門誌にでも出てきそうな屋根と窓の大きなお宅の前で、訪れる人たちを笑顔で迎えられるのは作業着姿の初老のご夫婦。
ここは別荘ではなく、正真正銘、普段生活しているお宅だそうで、6月のほぼ一月間、金土日の週末をオープンガーデンとして開放しています。
何坪くらいあるのだろう?300坪くらいの土地によく手入れをされたイングリッシュガーデンと言ったらいいのでしょうか、様々なバラを中心にそれらを巡る小道とレンガや石造りのオブジェなどが配置されています。
庭全体が緩い斜面に造られていて、家の1階テラスからでも奥の方まで見渡せるようになっているのでしょう。広いリビングは窓ガラス越しに皆さんの暮らしぶりが丸見えになっています。
家の隣にひっそりと佇む温室兼作業場で、セルフサービスの紅茶とお菓子をごちそうになりました。
小屋からテラス玄関までの通路には、花瓶に今朝切り取ったばかりなのか花々がセンス良く活けられています。
帰りには息子さんらしき方が愛想よく訪れた人たちをお見送りしてくれています。
来年はどうなのだろう?と思いつつも「また来年」とお互い声を掛け合ってあとにしました。
一人500円の入園料で、昨年は20万円をユネスコなどに寄付されたとか。

~谷川の水を求めてあえぎさ迷う鹿のように~
午前中のミサで歌った聖歌がなぜかまた昇ってきて、疲れた心と体にガーデンの花々と共に染み入るようでした。
あのご家族はオープンガーデンを通して、訪れる人たちに何かを伝えようとしているのだろうか?ブログも拝見しましたが、特に何かを主張するでもなく、庭の近況を伝えているだけです。
感じ方は人それぞれでいいのだろうと思います。熱心にノートにメモをしている女性や私の教会の友人のようにバラに鼻を近づけている人、私などはつい、つるバラの枝の誘因の仕方やスプリンクラーを発見して、造られたご苦労を想像したりしていました。なかには誤解する人もいるかもしれませんね。ひがみと妬みをもよおす人も。
私は改めて、家族が住まう家と庭を思いました。
「この人たちは要求よりも与え合うことが多いんだ。与えあっているんだな~」「お花たちも一緒に」
虫や病気対策に人間にも優しい「納豆菌」を散布していると教えてくれたオーナーですが、「納豆菌を撒くように、人にも愛を撒いている」と友人。そのとおりだな~と思いました。

この度、フランチャイズ第1号が誕生します。
”レインツリー栗平事業所” 川崎市麻生区の小田急多摩線栗平駅の側に開設します。
運営するのは、現在新百合ヶ丘駅前で「しんゆりメンタルヘルスクリニック」を営まれている井上雅子院長とデイケアのスタッフの方々です。「就労移行支援ぱうわう」との多機能型で、カフェもあり、ご近所の憩いの場になれればとのこと。
井上先生は発達障害のお子さんなどを長いこと診てこられ、この子たちの就労支援が必要と考え、試行錯誤の末辿り着いたのがレインツリーだったと。ご自宅の庭の手入れを依頼してくださったことをきっかけに、他スタッフの方々のお宅もやらせていただいています。その様子をご覧になって確信を得たとのことですが、詳しくは弊社ホームページに新たにできる栗平事業所のブログにコメントを寄せていただく予定ですので、お楽しみに。

レインツリーを全国各地に植える。そんな夢を抱いています。
全国各地に私たちを待ってくれている人がいる。そう確信しています。
オープンガーデンのオーナーのように、私たちは与えあっていきたいですね。

レインツリープロジェクト
始まります!